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広域強盗 留置施設で被告に口止めか 接見の弁護士を書類送検

書類送検されたのは広島県東広島市の40代の弁護士です。

捜査関係者によりますと、去年2月から3月にかけて、原宿警察署の留置施設に勾留されていた特殊詐欺グループの幹部、今村磨人被告(39)に接見した際、接見室から外部の人物とビデオ通話をつなぎ、被告に口止めをさせたとして証拠隠滅の疑いがもたれています。

通話の相手は日本の元暴力団員らがフィリピンを拠点に立ち上げた「JPドラゴン」と呼ばれる犯罪グループの複数の幹部とみられ、このうちの1人はフィリピンの入国管理局が今月15日に拘束していると発表したコヤマ・トモヒロ容疑者(49)だということです。

捜査関係者などによりますと、「JPドラゴン」の幹部らは今村被告に対し、「弁護士に頼んで罪を軽くする。自分たちのことはしゃべるな」などと指示していたとみられています。

コヤマ容疑者については日本の警察が特殊詐欺に関わった疑いで逮捕状を取っていて、フィリピン側に引き渡しを求めているということで、現地の入国管理局は今後、日本に強制送還するとしています。